太陽光パネルが設置してある屋根の塗装方法

近年、設置件数が増加している太陽光パネル。
太陽光パネルを設置されているお宅で屋根塗装をお考えの方の中には、「どのようにして塗装するの?」「そもそも塗装はできるの?」と疑問に思われる方がいらっしゃるかと思います。
そこで、今回は太陽光パネルが設置された屋根の塗装工事についてお話しします。

目次

太陽光パネルがある屋根は塗装できる?


結論から申し上げますと、「太陽光パネルが設置されていても塗装をすることが可能です。」

では、どのようにして塗装をするのか詳しくご紹介いたします。
大きく分けて2つの方法があります。

太陽光パネルを脱着せずに塗装する

この場合、太陽光パネルが設置されていない箇所だけを塗装することになります。
新築時に太陽光パネルが設置されていたお家で、初めて塗装をする方はこの塗装方法で塗装される方が多いです。
なぜなら、太陽光パネルが設置された箇所は劣化の原因となる紫外線を直接受けません。
その為、屋根材自体がそれほど劣化していない場合が多く、設置面以外の部分を塗装することが一般的となっています。

ですが、デメリットとして同じ色を使用して塗装したとしてもどうしても色の違いが出てしまいます。何かのタイミングでパネルを外したときに色の差が気になるようでしたら、パネルを脱着して屋根全面を塗装することになります。

太陽光パネルを脱着して塗装をする

屋根全面を塗装したい場合は、太陽光パネルの脱着が必要です。
太陽光パネルを脱着して全面を塗装することで、美しく仕上げることが可能です。
ただし、パネルの脱着は塗装業者では行えないため、専門の業者に依頼する手間や費用がかかります
パネルの枚数や業者によって価格は異なりますが、一般的に10万円〜20万円以上かかると言われています。
また、脱着することでメーカー保証が切れてしまうことがあるので事前に確認が必要です。

注意したいこと

太陽光パネルを脱着せずに屋根塗装を行うときにはいくつか注意点があります。
太陽光パネルには保証があると思いますが、屋根の塗装を依頼する前に必ず確認をしてください。

①高圧洗浄の水をかけないこと


屋根を塗装する際の高圧洗浄では水道水を使用します。水道水にはカルキが含まれているため、蒸発すると水垢が残ります。この水垢が大量に付着すると、太陽光パネルの発電力を低下させてしまうのです。
太陽光パネルの汚れを落とす際には、適切な洗浄方法で行ってもらいましょう。

②太陽光パネルを傷つけない


太陽光パネルは精密な機器で非常に繊細です。太陽光パネルにはメーカー保証がついていますが、
誤って職人が踏んでしまったり、道具をぶつけてしまうなどして不具合を生じさせた場合には保証が切れてしまうこともあります。塗装前と後の写真を撮ってもらい破損がないか確認できるようにしましょう。

太陽光パネルの扱いに慣れていない業者や手抜き工事をするような業者はパネルに乗るケースも考えられます。太陽光パネルが設置された屋根を塗装する際は、慣れていて信頼できる業者に依頼することをおすすめします。

③施工中は発電量が低下する可能性がある


施工中は太陽光パネルに塗料が付着しないように、しっかり養生をして作業します。
そのため、塗装期間中はいつもより発電量が低下してしまう可能性があります。
それほど大きな影響はないかと思いますが、あらかじめご了承いただきたいと思います。


④施工後に発電できているか確認する


屋根の塗装が完了したら、足場の解体前にしっかり発電できているかを確認しましょう。
工事中は十分に注意して作業をおこなっているので問題ないと思いますが、不備が見つかった場合に足場を解体する前であれば状況を確認できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
太陽光パネルが設置された屋根も塗装工事は可能です。
基本的にはパネルを脱着せずに塗装されるケースが多いですが、大切なお家を長持ちさせるためには、太陽光パネルを設置した時期や、屋根材の状態を考慮して適切な方法で塗装をしましょう。

最後に


私たちワタルペイントでは、横浜市保土ケ谷区を中心に職人直営の外壁塗装専門店として日々活動しております。
塗装工事の国家資格を持った代表自身がお客様のご自宅にお伺いして、時間をかけて隅々まで調査した上でそれぞれのお家に最適なプランを複数ご提案しております。

もちろん調査、お見積もりは無料で行っておりますので、「まだやるかわからないけど、ちょっと見て欲しい」といった方でもお気軽にご相談ください。
一人一人のお客様と誠実に向き合い、心を込めてご対応いたします。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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