それは、
自分の腕一本で建物を美しく未来へと繋ぎ、
人を笑顔にする事ができるこの仕事が、
大好きだからです。
私は鉄筋職人の父の元で育ち、街や人の為に誇りを持って働く姿をみて、職人に憧れ、
15歳から塗装職人として働き始めました。
当時、反対する母を押し切ってまで、
職人になると意気込んで始めたものの、
何もかもが想像以上に大変で、
人様の家を工事するという責任は、
未熟だった自分にはとても重く、
辞めたいとばかり考える毎日でした。
それでも逃げ出すのは悔しくて、
どうにか踏ん張り続けていたある日、
まだ見習いだった私に、
お客様がこんな言葉をかけてくれました。
「高橋君が一生懸命頑張ってくれたおかげで
綺麗になったよ。ありがとう。
次の塗替えの時は、君にお願いしたいから
頑張ってね。」
この瞬間、私は塗装工事で初めて、
人の役に立つ喜びを実感しました。
辞めたいと思うばかりで、職人への憧れを忘れてしまっていた事に気づいた私は、
この言葉がきっかけとなり、腕を磨いて一流の塗装職人になろうと改めて覚悟を決めて、
それから15年以上、
毎日この仕事だけに打ち込んできました。
しかし、同時に見たくもない現実も
これまで沢山見てきました。
利益の為に工程を省く業者も、
少なからずおりますが、
それ以上に本当は良い仕事をしたいと
思っていても、
元請けさんからの厳しい工程管理の中で、
正しく施工する余裕がなくなってしまう
職人さんも多く見てきました。
高額な費用を掛けている
お施主様がいるにもかかわらず、
業者の都合で100%の施工がされていない現実を見た時に
本当に悔しい思いをしてきました。
そんな経験から次第に、
もし自分が工事を依頼する立場だとしたら、
「こんな職人に依頼したい」と思えるような、
こだわりの施工を一人でも多くのお施主様に、
直接提供したいと感じるようになり、
自らの塗装店の開業を決意いたしました。
外壁塗装は表面がどんなに美しくても、
それだけでは足りません。
年間を通して雨や太陽にさらされるため、
塗料の性能を最大限発揮するよう、
下地づくりから
全ての工程にこだわり施工することが重要です。
私達が施工させて頂く建物は、
お客様が毎日暮らす大切なお家です。
私達にとっては毎日の仕事である塗装工事でも、
それぞれのお客様にとっては約10~15年に一度の大きな事だと、決して忘れずに、
「全てのお客様に最高の施工を届ける。」
その責任を持って施工することが、何より大切だと考え日々建物と向き合っております。
私は15歳からこの仕事に打ち込んできた事で、
これまで15年の職人経験がありながら、まだ20代で体力には自信があります。
ですので、お客様とは一度限りではなく、この先2回目、3回目の塗り替えへと向けて、
末長くお付き合いさせて頂きたいと考えております。
その為にはまず皆様から信頼していただけるように、
毎日現場で一つ一つの作業にこだわり続け、
私より下の世代に塗装の技術と、
この仕事の素晴らしさを伝え、
この地に誇りと責任を持った職人を育て、
100%の塗装工事で、
この街の皆様の未来に貢献していきたいと考えております。