横浜市保土ヶ谷区を中心に外壁・屋根の塗装工事を行なっているワタルペイントです。
今回の親方コラムは「注意喚起」の記事になります。
台風シーズンや梅雨時が近づくと、お客様から当店にこのようなご相談をいただくことが急増します。
「近くで工事をしている業者だという人が突然訪問してきて、お宅の屋根のカバーが外れていて飛んでしまいそうですよ。と言われて不安なので見てほしい」
こうしたお問合せは年中いただくことがあるのですが、特に台風シーズンや梅雨時は非常に多くなります。
お客様に詳しく状況をお伺いすると、皆様全く同じことをおっしゃるのです。
訪問業社の「屋根が飛びそう」は詐欺？
これまで当店が現地調査にお伺いしたお客様の中でも、ほとんどの方がしつこい訪問営業を受けた経験があるとおっしゃいます。
その中でも「屋根が飛んでしまいそう」と言われてご不安な思いをされている方が非常に多いです。
はじめに結論から申しますと、屋根が飛びそうと言われたお家の屋根に登り調査をしてみて、本当に屋根が飛びそうな状態だったことはこれまでの経験で一度もありません。
突然訪問してきて、「お宅の屋根のカバーが外れていて飛んでしまいそうですよ。」と言われた場合は、
詐欺業社の可能性が高いです！
突然、屋根が飛びそうと言われご不安に思うかもしれませんが、決して屋根に登らせてしまわぬよう注意しましょう！
訪問詐欺業社の手口とは・・
「もし良かったら無料で点検しますよ」なんて言われても、親切な業社さんだとは思わないでください。
そうした詐欺業社の最初の目的は「点検」と称して、実際に屋根に登ることだからです。
なぜ屋根に登ることが目的なのか、それは屋根に登ってしまえばお客さんに気づかれずに屋根を壊せるからなんです。
信じたくないような話ですが、実際にこうした輩はたくさんいます。
自分で屋根を破損させて写真を撮り、親切なフリをしてお客さんに写真を見せて修理を進めてきます。
工事内容はその場ですぐに終わるような事を提案してくることがほとんどで、金額もそれほど高額ではなく「2〜10万円程度」の修理を持ちかけてくるケースが多いようです。
よく聞く内容では、「釘の打ち直し1本1000円でやりますよ」などと持ちかけられたというお話をよく聞きます。
こうした詐欺業社は梯子を積んだ車で各地域を回り、手当たり次第に声をかけてターゲットを狙います。
当店で外壁と屋根の塗装を施工したばかりのお客様からも、変な業者が来たとご報告いただいたこともあります。
それほど手当たり次第に回って、ターゲットをみつけてはこのような手口を繰り返し荒稼ぎしているのです。
こうした輩のせいで業界全体がそういったイメージで見られてしまうのはすごく悔しいですし、人生をかけて真面目にリフォーム業を営む者として本当に許せません。
訪問詐欺業社が来たらどうすればいいの？
飛び込みの訪問営業にはまず毅然とした態度で対応いたしましょう。
もちろん詐欺ではなく通常の訪問営業もいますが、「屋根が飛びそうですよ」なんて言われたら、まず詐欺を疑いましょう。
ご不安に思って隙を見せてしまうと、詐欺業社は言葉巧みに点検を提案してきますが、絶対にその場で屋根に上らせないように注意してください。
決して慌てずに、身分の証明を求めるなど毅然とした対応を見せれば、詐欺業社は諦めて引き下がることが多いでしょう。（騙せないと判断したら、長居するだけリスクが高まるのですぐに引き下がるようです。）
引き下がった業社はその後、近所の家も回っている可能性が高いです。
すぐにご近所さんにも注意するように、お伝えいただくのがよろしいでしょう。
その後、業者に言われたことが気になり、ご不安な方はお近くの信頼できるお店に事情を説明して相談してみましょう。
地元のお店なら無料で点検に来てくれるはずです。
当店でもお客様のご不安な思いが解消されるのであればと、そういったご相談には無料で対応させていただいておりますので、お気軽にお問合せください。
まとめ
「近くから見えたんだけど、お宅の屋根が危ないですよ」と訪問してくる業者は詐欺業者の可能性大！
落ち着いて以下のような対応を心がけましょう。
- 不安な思いを抑えて毅然とした態度で対応する
- 身分の提示を求める
- 絶対に屋根に上らせない
- しつこく食い下がる場合には警察に通報する
- ご近所さんにも注意喚起をする
- 信頼できる近くの塗装店やリフォーム店などに相談する